2013年1月7日

Kinoppy for iOS アップデート

紀伊國屋の電子書籍リーダーアプリKinippyのiOS版がアップデートされて機能が追加された。


クラウド本棚

Kinippyでは「本棚」に本を整理しておくのだが、端末の容量を圧迫しないため読まない本は表紙だけ残して本体を削除することができる。また読むときには通常の読む動作でダウンロードが始まる。

しかし本が増えてくると、表紙だけでもたくさんあって目的の本が探しにくくなる。Kinoppyでは本棚以外にも追加順、読んだ順、タイトル順、作者順など各種並べ替えと検索もできるのだが、多分もう読むことはないだろうという本は表紙も含めて削除することで本を探しやすくすることができる。

削除した本であっても再ダウンロードは可能だが、今まではちょっと面倒だった。今回のアップデートで「クラウド本棚」という機能が追加され、本棚にない本のダウンロードがやりやすくなった。これで端末にはよく読む本だけを残しておける。

Kindleはクラウドとローカルの行き来が非常にスムーズだが、KinoppyもKindleに近づいた印象だ。


Dropbox連携

Kinoppyは自社ストアで購入した書籍以外でも、DRMのかかっていないXMDFやePub書籍を読むことができる。今まではiTunesの同期機能を使ってコンテンツを同期させるか、「他のアプリで開く」機能を使って他のアプリからKinippyで開くしかなかった。

今回のアップデートで追加されたDropbox連携機能を使えば、Kinoppyから直接Dropboxにアクセスして書籍をダウンロードしたり、iTunesで同期した書籍をDropboxにアップロードしたりできる。この機能で操作できるファイルはあくまでもDRMフリーの外部ファイルだけであって、DRMつきの購入書籍はアップロードの対象にはならない。

AmazonのSend to Kindle機能はメールを使ってKindleにファイルを送信できるが、それと似たようなことをDropbox経由でできるということだ。KinoppyではテキストファイルやPDFも開けるが、そういったドキュメントを確認するなら直接Dropboxアプリを使ったほうがいい。電子書籍ファイル転送用として使うのが便利だろう。

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