2015年8月13日

アップグレードしたWindows10のプロダクトキーはすべて同一

世間的には比較的好意をもって受け入れられているWindows10だが、個人的にはユーザーの利便性よりもマイクロソフトの都合が優先されているように感じられて非常に失望した。

それはさておき、現在Windows7/8(8.1)からWindows10には無料でアップグレードできるが、アップグレードされたWindows10にはどの個体にも同一のプロダクトキーが付与されるようだ。Home/Pro、32bit/64bitの違いでバリエーションはあるが、それだけだ。

このプロダクトキーはWindows10のインストールメディアを使って新規にインストールしなおすときには無効になる。そして以前の7/8のプロダクトキーもプロダクト違いとして拒絶される。

アップグレード後のWindows10 が残っているHDDに上書きインストールする(ごみを残す)ならそのままプロダクトキーを入力することなくインストールできるが、一度HDDを消去したのちに再インストールしようとするとどうやってもWindows10 はインストールできない。

この場合、まず以前のWindows7/8(8.1)をインストールしてからWindows10のインストールメディアで上書きインストールするようになる。

しかし、Windows10にアップグレードした際に以前のWindowsのリカバリエリアが利用できなくなている可能性がある。つまり、HDDを消去した段階で二度とWindowsはインストールできなくなる。新たにライセンスの購入が必要だ。

Windows8/8.1の場合はマイクロソフトのサイトから media creation tool をダウンロードして、プリインストール時のプロダクトキーを利用してWindows8.1をインストールできるが、それでもメーカーが独自に添付しているソフトウェア等はインストールされない。

最悪なのはWindows7だ。アップグレード前にリカバリメディアを作っておかなければ、もう後戻りできない。メーカーがリカバリメディアを有料で販売していればそれを購入することになる。

いずれにしても、現在有効にライセンス認証されたWindows10がインストールされたHDDから、Windows10の回復メニューを利用してリカバリする場合は問題ない。問題なのはHDDを換装したりした場合だ。

相応の技術力がなければ、Windows10へのアップグレードはお勧めできない。

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