角川文庫の小説100冊以上が読み放題になる角川文庫プレミアムクラブが8月末で終了する。
『サービスを解約したり読み放題の対象作品が変わると閲覧できなくなるといった不具合が生じていた』らしいが、サブスクリプション型のサービスなのだから解約すれば読めなくなるのは当然だし、対象作品のみ閲覧可能なのだから対象から外れると読めなくなるのも当然だ。
それがなぜ不具合と言われるのか不思議だが、要はサブスクリプション型サービスの何たるかを理解していなかったのだろう。利用者だけでなく提供側も十分理解していなかったのではと思われるような文言だ。
それはそうとして、読み放題とはいえ対象書籍が100冊程度しかないというのはいかにも残念だった。サービス開始当初に一度登録してみたのだが、結局すぐに解約してしまった。このサービスに毎月500円払うよりも、毎月500円分好きな本を買ったほうがよほど充実するからだ。
これがBOOK☆WALKERで販売している書籍すべてが読み放題となるのならば、月額1500円でも安いと言えるだろうが、角川文庫のそれも一部だけとなると読み「放題」とは言えない。
定額制サービスとして成立するためには、携帯電話やインタネットプロバイダのようにほとんどの人が利用するほどにならないと成立しない。電子書籍が定額制になるのはなかなかに困難そうだ。
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