2011年7月8日

Google+に期待できない理由

今はまだ物珍しいから賑わっているGoogle+だが、そのうち廃れてくる予感がある。GoogleやYahoo!のソーシャル系サービスは毎度のことながらうまくいかない。その理由はソーシャルの由来にある。

ソーシャルサービスというのは、他とのつながりだ。ところが、GoogleやYahoo!はあまりにもサービスが広範囲で、自前で全部揃えてしまっている。他とつながらない。つまり全然ソーシャルじゃない。

Googleの顔である検索を考えてみよう。検索対象は世界中のサイトだ。Googleのサイト内だけを検索しているわけではない。もうひとつのGoogleの大ヒットサービスGmailも、Gmailユーザー間だけでなく、メールアドレスを持つ人ならば誰とでもコミュニケーションが可能だ。つまり、ソーシャルだ。

SNSというのは総じて自社サービス内でしかつながることができないものだけどね。ある程度の規模まではそれでいいが、汎用ツールになろうとすると、その壁はあまりにも大きく厚い。

あらゆるサイトに埋め込むことの出来る+1やそのうちきっとGoogle+に統合されるだろうBuzzとか、もしかするとGoogleReaderもSparksに飲み込んで大化けするかもしれないけどね。そのうち廃れるという予感は、できれば外れてほしい。

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