簡単にいうと、ブラウザだけで実現できる web サーバーです。通常のレンタルサーバーのようにどこかのデータセンターにサーバーがあるのではなく、自宅の Opera をインストールしたコンピュータがそのまま web サーバーになるというものです。
ファイアウォールの設定とかルーティングとか面倒なことは抜きで、 Unite に対応した Opera をインストールするだけで使えます。別の言い方をすればブラウザにファイル共有ソフトを内蔵して、 Opera のサイトに専用ページを用意したともいっていいですね。
Opera がサーバーとして機能するわけですから、 Opera を終了すれば公開されなくなりますし、コンピュータの電源を切れば外部からアクセスできなくなるのは当然です。本当にサーバーとして使いたければ、専用コンピュータを用意して 24時間電源を入れっぱなしにしておく必要があるのは従来のサーバーと代わりはありません。従来のサーバーに比べると制限はあるものの、はるかに簡単に自宅のコンピュータをサーバーにすることができます。
全世界から自宅のコンピュータにアクセスできるわけですから、それなりのリスクがあります。ファイル共有ソフトなどのようにウィルスに感染して本来公開してはいけないファイルまで公開されてしまうかもしれません。
しかし、何より気をつけなければいけないのは人為ミスです。本来公開すべきでないファイルを公開フォルダに入れたり、公開すべきでないフォルダを公開設定するというミスはいかなるセキュリティソフトでも防ぐことはできません。
業務上、漏洩するとまずいデータがあるコンピュータには、インストールしない方が安全です。
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