2015年11月18日

お金を払わなければ見てもらえなくなったTwitter

Twitterが日本でもセルフサービス広告の提供を始めた。要は誰でもお金を払えば広告としてターゲットユーザーのタイムラインに割り込むことができるようになるということだ。

すでにTwitterのタイムラインは広告にまみれている。ユーザーのストリームに広告が割り込む手法は、広告と明示されているとはいえ一般ユーザーのツイートとの区別がつきにくい。

Googleの検索結果が、本来の結果の間に随時広告が挟まれる形になったらどうだろうか。ユーザーが望んでいる体験は得られず、望まない広告を無駄にクリックする結果になるだろう。そうなればユーザーは離れていく。Googleもそれがわかっているからそのようなことはしない。

しかし、Twitterではそれが起こっている。フォロワーが多くても一般ツイートを見るのはせいぜいフォロワー総数の1-2%に過ぎない。お金を払って広告に仕立てなければ見てもらえない。しかし、広告ばかりになると本来のTwitterを支えている一般ユーザーのツイートが勢いを落としてしまう。

Twitterはお金を払って何かを書く場所になってしまった。

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