Windows8 Consumer Previewがダウンロード可能になったので使ってみた。
iOSに近づいている。MacにではなくiOS。もちろんベースはWindows Phoneなのだろうが、Windows Phone自体がiOSに近い作りなのでそうなるのだろう。基本全画面モードで表面上は単一のアプリが動作する。
結局シングルタスクに戻るんだな。もちろん裏ではマルチタスクで動いているけれど、目に見える部分はシングルタスク化している。操作する人間は一人だしキーボードもマウスも一つしかつながっていないのだらかそうするのが自然なのだろう。
ウィンドウをたくさん開いて切り替えながら作業をするというスタイルをとっていると使いにくい。特定の作業に集中するには新しいUIの方がいい。アプリケーション間のシームレスなデータのやり取りという点では改善の余地があるけど。
製品版ではないので不安定な部分もある。例えばIE10では一部のサイトが正常に表示されない。メールアプリもデータの同期に手間取るようで、新着メールがちょっと遅れることがある。せっかくOSレベルで統合したTwitterも、今見ているサイトのURLをTwitterで共有できるわけではない。
Windows8になってOSとの統合が強化されたSkyDriveも、まだ十分とは言えない。SkyDrive上のファイルをそのままローカルで編集してSkyDriveに保存できるようにしてほしい。ただWindwosのログインがLive IDのログインと統合され、TwitterやFacebookもOSレベルで統合されたということは、SNS等の登録メールアドレスはLive IDのものを使うのが合理的だ。つまり、Gmailは使いにくいということだ。
iOSではGmailとiCloudでは細かい部分で違いがあるとはいえ使い勝手に大きな差はない。むしろiPhoneとAndroidでデータを使いまわしできるGmailの方が便利な点もある。しかし、Windows8では、GmailよりもWindows LiveつまりHotmailの方が使い勝手がいいし、Windows LiveはiPhoneでもAndroidでもデータを使い回しできる。
今のままではまだ不安定な部分や未完成な部分があるのでメインのOSとしては使えない。しかし製品版として世に出る頃には改善されているだろう。新しいハードにWindows8がプリインストールされるようになってからのハードの買い替えを考えると、データをGoogleからWindows Liveに移行することを検討しておいたほうがいいかもしれない。
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