エジプトのムバラク大統領が辞任しました。 Twitter や Facebook で人々が立ち上がったと話題になっていますが、こういったものはツールでしかありません。
ムバラク氏が去ったあと、エジプトは何をなすべきか。彼の残した業績を評価し、認めた上で、彼の犯した過ちを正すべきなのです。彼を全否定して、彼のやってきた「正しいこと」までも潰してしまうべきではありません。
政治はオンラインではなく、現実の世界で行われていることです。政権と関係ないうちは政府の悪口をいい、政策に不満を述べているだけでも害はありません。野党のうちは与党の政策にことごとく反対するだけでも問題ありません。しかしそのような野党が政権を握ったとき、前政権の正しい政策までも否定してしまったら国は凋落してしまいます。
彼らが自分たちの権利を守るために、 Twitter や Facebook といったツールを活用したのか、それともクーデター首謀者にまんまと煽動されただけなのか。エジプトの、そしてオンラインツールの真価が問われるのは、これからです。
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