癖があるのはオリンパスとソニー。オリンパスは xD カード、ソニーはメモリースティックを推進しているから、他社の一眼レフには使われていない記録媒体を使っている。ただどちらのメーカーも、コンパクトカメラでは専用スロットしかないものの一眼レフでは CF カードも使えるから、 CF カード派としていいだろう。
他に CF カード派としてはシグマとフジ。フジはかつては xD カード推進派としてオリンパスの盟友だったので、ちょっと前の機種では xD カードも使えるし、さらに古い機種になると xD カードの前身であるスマートメディアが使える。フジの一眼レフを使っている人は少ないだろうけどね。
他のメーカーはというと、エプソンとペンタックスそれにパナソニックが SD カード。パナソニックはオリンパスと同じフォーサーズマウントでレンズの使い回しができるのに記録媒体の使い回しができないのは不便。
ややこしいのはニコンとキヤノン。ニコンは一番最初の二桁シリーズである D70 を除いては、エントリークラスから中級クラスの二桁シリーズと四桁シリーズに SD カードを採用していて、上級クラスからプロ向けの三桁シリーズと一桁シリーズには CF カードを採用している。
ニコンはここに明確な線引きをしているんじゃないかな。 D700 と D300 にある FX フォーマットと DX フォーマットの違いとか、 D90 と D5000 にあるボディ内 AF モーターの有無とかよりも、この違いの方が大きいような気がする。実際のところ、 D90 は AF モーターは持っているけど非 CPU レンズだと内蔵露出計が効かないのは D300 と大きく違うところ。つまり過去の資産に対する対応が不十分という点では、それより下のクラスと何ら変わりはない。
つまりニコンとしてはコンパクトカメラからステップアップしてきたアマチュアは二桁シリーズと四桁シリーズで打ち止め、プロまたはプロを目指す人は最初から一桁クラスとサブカメラとして三桁クラス、ということなんだろうね。
キヤノンの場合はもっと露骨。 SD カードを採用しているのは X2 以降の Kiss シリーズだけ。キヤノンはコンパクトカメラでも SD カードの採用が遅かったからね。まあしかし、キヤノンが Kiss シリーズだけを別扱いしているのは明らか。ネーミングも違うしね。
キヤノンにとって Kiss シリーズは売るためのモデルで、一眼レフの形をしてはいるけど、一眼レフとは思っていないんじゃないかな。
というわけで、ステップアップを目指すつもりで入門機を買うなら、オリンパスかソニーがいい。キヤノンやニコンを買うなら、最初から CF 採用モデルにしておくべき。
逆にアマチュアとして写真撮影を楽しむつもりなら、ペンタックスというのもいいね。コンパクトカメラと記録媒体を共有できるし。そういう意味ではニコンの SD カード採用モデルもいいよ。プロが使うには力不足だけど、基本性能はしっかりしているからね。
写真を趣味にする人に決してお勧めしたくないのは EOS Kiss シリーズ。あれはレンズ交換のできるコンパクトカメラだよ。でもね、別にカメラなんかに興味はないけど、我が子をもっときれいに撮りたい、今のコンパクトカメラじゃうまくいかない、という人には、断然 Kiss シリーズがおすすめ。
Kiss シリーズって、同クラスの他社のカメラと比べてもフォーカスが甘いのですよ。そのかわりフォーカシングが断然速い。だから、他社のカメラが動き回る子どものピント合わせに苦労している間に、 Kiss は適当にピントを合わせてさっさと撮影してしまう。結局撮影できないより、少々ピントが甘くても写ってる方がましでしょ。
まあ甘いといっても多くのライトユーザーがやってるような L 版のプリントとかじゃ全然わからない。ましてプリンタの性能が低ければ、その差なんて誰もわからない。きっちり割り切っているんですよ。
他社は変にマニアや上級ユーザーに色目を使うから、売り上げで Kiss に負けるんだよ。ペンタックスやオリンパスはそのへんわかっててあえて違うところを狙っているんだろうけどね。
というわけで、まとめ。
CF カード派
- ニコン上級モデル
- キヤノン(Kiss 以外)
- オリンパス
- ソニー
- シグマ
- フジ
- ニコン入門モデル
- ペンタックス
- パナソニック
- エプソン
- Kiss
- 上級モデルは CF カードで、エントリーモデルから中級モデルあたりまでが SD カード率が高い
- プロを目指すならニコンかキヤノンの CF 採用モデル
- 趣味として気軽に写真撮影を楽しむならペンタックスかニコンの SD 採用モデル
- レンズ沼にはまりたいならオリンパスにマウントアダプターをつけて
- カメラに興味はないけど子どもの写真をうまく撮りたい人は Kiss
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